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山ある記~その4~

ラスクにはがっかりしたけど、その後は順調に登山。


…にしても人っ気がない。
誰ともすれ違わないし、追い抜いたり、追い抜かれたりしない。

自分のリュックと上着がすれ違う音にビビってしまうくらい静か。


ま、慣れてくるとその静かなのがいいんだけど。
最初は何か怖い。


…で慣れてきたころ、右側方で

がさっ!がさがさっ!

と物音が!


ビビった。鳥肌が立った。
慌ててそそくさと、足音を立てないように登った。


ちょっとして、

ま、あの音じゃあ小動物だよね~♪

と思っていたら、前からトレランの方が。


あぁ、やっと人に会えた。


思いっきり挨拶w。
で、気が付いた。

サングラスが無い!

えっと、確か帽子の上に着けておいたんだけど…



そふ。さっきの「小動物」の物音はサングラスが落ちて行った音(涙)
たぶんそう、きっとそう。

そういえば、帽子を脱いだタイミングで音がしたもの…
思い出すと、そんな音だったもの…



慌てて引き返してのぞき込むも…。
サングラスが

がさっ!がさがさっ!

と小動物と間違えるような音をたてて落ちていくような急斜面。
仮に見つけられても取りには行けそうにない。



しばらく覗き込んで、1歩だけ降りてみたけど。あきらめた。
さようなら、ママぶたにもらった大事なサングラス。

#命には代えられない…。


今年の約束

「サングラスは帽子の上に乗せない」

…新しいの買わなきゃ。


気に入ってたのに…(涙)




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