目の前のモノ、すぐにやってくるコト

人間の特性として、目の前のモノには弱いってのがある。
目の前の友達のお願いは断りずらいとかね。

そしてすぐにやってくるコトに気を奪われてしまうというのもある。
遠くの将来に備えるより、今を楽しんでしまうってやつだね。

両方とも人間が生きながらえていく上で大事な特性だから、
本能的に残っているんだね。
そうしないと食べられちゃうとか。いくら先に楽になっても、いま死んじゃ意味がないとか。

だけど幸いなことに、けっこう平和な世の中だ。
だから目の前の誘惑に負けないほうが得をする。むしろ目の前の誘惑に負けたら大変なことになってしまうことも多い。

たとえば１ヶ月後の試合にはかなりの確率で出られる。
これが半々だったら、目の前の楽しみを取ってしまったほうが得かもしれない。
でも、ほぼ間違いなく１ヶ月後に試合があるのなら、目の前の楽しみよりも、試合に向けて頑張ったほうが大きな喜びが得られる。

つまり、平和な世の中ってのは、それなりに先のことを考えて生きていける世の中ってことだ。
目の前のモノに弱いのが悪いというわけではなくて、今の世の中にはあっていないということ。
そしてそれは本能的なものだから、かなり意識して考えないとヘロっと目の前のものに流れてしまう。

そうすると多くのものをポロポロ落としていってしまう。
せっかく平和な世の中にいるのにもったいない。

ちょっと先の事を考えて、大きな喜びを得られる、平和な世の中にありがとう♪